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『家栽の人』

『家栽の人』(全15巻、毛利甚八作、魚戸おさむ画、小学館)は、

家庭裁判所の裁判官「桑田善雄」を主人公とする漫画です。

 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E6%A0%BD%E3%81%AE%E4%BA%BA

昔少しばかり読んだ記憶がありますが、弁護士となった今改めて読んでみて

ようやくわかったこともありますし、家事・少年事件の仕事を進める上で

気付かされるところもあり、面白く読んでいます。

 

ストーリーは、遺産分割事件、離婚事件、そして少年事件など、

家庭裁判所で取り扱う事件を桑田判事が柔軟な(?)方法で解決していくというもの。

家庭裁判所調査官や書記官、調停委員など、裁判官の裏側(表のときもある)で活躍する

人たちの人間模様や仕事ぶりも興味深い漫画です。

 

桑田判事の洞察力は極めて鋭いもので、形式的な解決に陥ることなく、

家族、夫婦、少年の真意を汲み取り、それぞれの未来をも見据えた判断を下していきます。

 

桑田判事がある種理想の(家裁の)裁判官であることは否定できないと思いますが、

現実ではなかなか桑田判事ほど当事者の気持ちや事件の真相を理解することは難しいでしょう。

それでも、法曹(裁判官、検察官、弁護士)になった者や裁判所の関係者であれば、

ひいては家裁での事件の当事者になった人であれば、こんな風に解決できれば(解決してもらえば)なぁ

と感じるのではないかと思います。

 

ちなみに、家「栽」というのは家「裁」の誤りではなく、桑田判事が大の植物好きであること

から付けられたものと思われ、これが正しいタイトルです。

漫画の中でも1話ごとに植物のタイトルが付けられ、ほぼ例外なく植物の(マニアックな)情報が

桑田判事によって解説されており、事件の解決にも寄与しています。

 

私は現在、1巻から10巻まで、古本屋を回って何とか買い集めましたが、

11巻以降はなかなか売られていません…。今さら新品を買うのもしゃくなので、

これからも古本屋を回ってのんびり集めていこうかと思っています。

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